ジョードプルでブルーハンティング

ジョードプルの主な見所といえば、巨大なメヘラーンガル城塞とブルーシティと形容される青壁の町並みである。できれば青い民家が集中する旧市街に宿をとり、複雑にいりくんだ迷路のような下町をカメラ片手に散策してみたい。



旅行時期: 2009年1月後半
為替: 1ルピー = 1.81円
作成日: 2009.06.02

目次


Blue City

 

英国のガイドブックFootprint(2009)によると、壁が青い理由は、もともとはライム色の壁なのだが、白蟻などの害虫駆除に効果のある化学塗料を塗ったところ青色に変色してしまったらしい。ブラマンカーストの人が多く住んでいる地域にそういう家が多かったため、青い家とカーストとの関連が誤解して伝わったとのこと。

旧市街に住む

旧市街の人気ゲストハウスの大半はサダルマーケットと城塞(フォート)の間のエリアに集中している。ガイドブックから判断すると、

  • Yogi Guest House
  • Blue house
  • Haveli  G.H.

あたりが人気だが、他にも多数ある。この一帯はGH自身も含めて古くて青く塗られた建物が点在し、一部の部屋やルーフトップレストランからフォートの城壁を仰ぎ見ることができる。このあたりの道は非常にわかりづらいので、ホテルまではオートリキシャで行き、満室だった場合に備えて近くの宿も候補に入れておきたい。また、城の反対側にも数は少ないがゲストハウスがあり、COSY G.H.あたりが人気だ。逆に駅前や新市街はフォートから遠い上に他のインドの都市と何ら変わらないのでお勧めできない。

写真: 上: サダルマーケットから城砦を見る。 下: Yogi G.H.の屋上レストランからの眺め。

補足

Yogi G.H.


Haveli G.H.

街を見下ろす

このGH街から城までは歩いていける距離である。城塞から時計台方面を見下ろすと、実はそんなに青くないの に気がつく。高度差があるので青く塗られていない屋上部分が目立ってしまう。 実際のところ、青くない建物もけっこうあり、特に通りに面した商店の建物は地味な色の場合が多い。一方、城の北西の町は濃い青の民家が多い上に、斜面に建っているので壁の部分がよく見える。


     時計台とサダルマーケット(右上)。 Yogi G.H. (中央下)

     城砦の北西方向。ブルーシティの写真はこちらが定番。


ブルーを求めて散策

さて、ホテルを決め、城塞も見学し終わったらNavchokiya (Cosy G.Hの在るあたり)を散策してみたい。こちらのほうがより街のブルー度が高い。サダルマーケットからのルートは

  1. スタート地点はマーケットの北門か南門。いずれも西に向かって歩き始める。北門出発の場合はYogi G.H.やHaveli G.H.に通じる5又の交差点を通過する。南門スタートの場合は町の外壁の門のような場所をくぐっていく。
  2. しばらくすると2つの道は合流し、さらに歩き続ける。左側にPatwa Haveli G.H.の青く大きな入り口が見えたら、次の脇道を右へ。ここからが散策の本番。寺院を過ぎると静かな住宅街へ。両側にブルーの建物を見ながら道なりに歩き続ける。Amar Niwas のホテルを過ぎてしばらくすると大きな通りへ出る。少し歩くとCosy G.Hの道案内が見えるのでそこを左折。
  3. ここから散策の第2ラウンド。雰囲気のあるブルーハウスを見ながら、Cozy G.H.へ続く坂を上り続ける。迷ったら近くの人に聞く。このあたりの人は総じてフレンドリーだ。
  4. Cozy G.Hへ着いたら屋上のレストランでお茶でも飲むか、そのまま引き返す。

 写真: 上: Cosy G.Hへの道、左下: Cosy G.H屋上からの眺め(城方向). 右下: Cosy G.H屋上からの眺め(横方向)

あなたもここでは人気者

ラジャスタンの他の観光都市から来た人は、ジョードプルの人あたりの良さに驚くだろう。他の町では、“コンニーチワ”, “Japan or Korea”など半分バカにしながら接してくる人が多いが、この町の人からは純粋に“外国人観光客と知り合いたい、仲良くなりたい”という気持ちが感じられる。これといった意図もなく話しかけてきて、ただ単に外国人と話してみたかっただけじゃないの、というオジサンも結構いたりする。その場合も極めてフレンドリーだ。子供にいたっては、素直ですれてなく、外人観光客を見つけては“ハロー,ハロー”と挨拶を忘れない。夕方にカメラでも持ってブラブラしようものなら、”ピクチャー、ピクチャー“と写真をねだられること間違いない。どこかの観光地と違い何の見返りも期待していない。ただ、撮られた自分の写真をデジカメの画面で見れれば十分だ。旧市街の青い町並みとカメラフレンドリーな子供たち。写真好きには願ってもない環境である。時間があればプリント(一枚10ルピー,1時間仕上げ)してプレゼントしてあげてもいい。同じ子供が同じ場所に居る保証はありませんが。

写真: Navchokiyaの子供
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