ベースキャンプ・ライフ
オフシーズンのため、予想通り誰もいない。家畜小屋が1,2軒あるだけで何もない。たまに氷河が崩れる音が聞こえるくらいで、風の音さえしない。この場所は、となりにモレーンがあるせいか、あまり寒くない。トレッキング中、山頂方面は雲っていたが、B.C.に着いてから、尻上がりに天気がよくなってきた。
写真: ラカポシ・ベースキャンプ。モーレンと山に囲まれた草地がキャンプ場。後ろの山がラカポシ。
モーレンからの眺め
実はB.C.自体はそれほど景色がよくない。キャンプ場中心部からは、南西にラカポシ・イーストが見えるだけ。ラカポシの山頂は見えない。南東側の景色はビューポイント同様にすばらしいが、となりの小山(モレーン)がビューを遮っている。幸い、この小山は簡単に登ることができる。中心部の小屋の裏の道を登り、モーレンの上に出る。見晴らしのいい場所に座って昼飯にする。ディランとそれに続く雪山を見ながら持参したリンゴを食べる。良く見ると、氷河の上に道らしきものが見える。ガイドを付ければ、この大氷河を歩いてディランB.C.(3650m)まで往復することができるのだ。さぞかし絶景だろう。すぐ近くの山ではすでに紅葉が始まっており、氷河とのコントラストがきれいだ。
天気は回復したものの、今朝のように雲ひとつない晴天ではない。真っ青な空を背景に同じ景色を見てみたかったが、今日の天気でも十分満足だ。そろそろ帰ることにしよう。
写真: モーレンから氷河奥のディラン(右)を見る。 |